主な営業種目



平成23年3月11日東日本大震災並びに福島第一原発の事故は、私達日本人には忘れえない大災害となりました。

私共、吉字屋穀店は、その翌日より東北・関東圏の都市機能停止と物流機能停止の中、必死にお米をはじめとする食品を供給し続けました。 都心のスーパーから食品の消える中、それをカバーする形で大量の注文に対応することとなりました。 被災地より悲痛な声「食べるお米がないんです!」「赤ちゃんに飲ませる水がないんです!」そんな電話が相当量ありました。 都心の食料品の物流機能は、平常時には機能しますが、とりわけお米に関しては産地在庫をその都度運び、精米して納品するシステムをとっていましたので すぐに在庫は欠品して量販店の棚からお米は消えました。

しかしながら、私共は手元在庫の確保に努めてまいりましたので、供給が出来ました。

日頃より、緊急時には、県や市町村の要請に応えられるよう努めてまいりましたので、微力ながらご協力できたことは喜ばしいことと考えております。

もちろん、在庫を置くことは、今の経営の流れからすれば非効率でございます。

しかしながら、私共の商品は欠かすことのできない主食であります。だからこそ、それに携わるものとしての責任と考えております。

主な営業種目

戦後、日本人の食生活は大きく変化しました。 スーパーに行くと、なんといろんな食料品が所狭しと陳列されております。 お米は、引き続き主食の地位にあるのでしょうが、パンや麺やいろんな加工食品で充分生活が成り立つ感じです。 しかしながら、お米の文化は、日本の文化なんです。 田園の風景や瑞穂の国と言われる稲作が、いま高齢化とともに危機にひんしております。 私達は、お米文化を守りたい。良き日本文化や食生活を守りたいと考えております。 お米文化の後退は、お米の知識の欠落や食糧としての立ち位置のあいまいさとなり、 尊い農作物への感謝やお米の大切さを忘れさせてしまっているような気がいたします。 私共は、今一度、農作物として保存食糧として日本文化の根底にあるお米の大切さを広く消費者に訴え 食育も含め、啓蒙活動に努めることが社会的責任と考えております。



主な営業種目

変化する食生活の中、食の安全安心は消費者の最大の関心事です。

特に、消費者が口にするごはんが、どこで、どのように栽培され、どのような流通過程を経て、 どのように精米され、袋詰めされて販売され、どのように炊飯されてきたのかは、知りたいところです。 このトレサビリティは、お米業界は他の業界に先駆け、当局の監視下にあります。それは、お米業界が 戦後、国の管理下に置かれ、安定的な食糧供給を行ってきた歴史に根付いております。

どんな産地で、どんな生産者が、どんな品種のお米をどのような栽培方法で、どのくらい農薬を使用し いつ刈取、国の検査員が品質と産地・銘柄を確認し、どのように保管され、どのように人から人、会社から会社に渡り どの交通手段で、精米工場に入り、どのような管理された工場で精米され包装されるのか、 すべて把握することが可能になっております。

生産者ひとりひとりが、安心で美味しいお米を作り、地域の農協や生産組合や法人が、みな努力して 日本のお米を一生懸命作り、流通にかかわるもの・製造にかかわるものは、正直に誠意をもって美味しいお米を 提供しております。

弊社もトレサビリティの管理・精米管理のできる自社開発のシステムを通して、信用と信頼をゆるぎないものにするため 歩んできました。